舞台の仕事に携わり、もう30年近くになります。
これまで、舞台進行や演出部、大道具、舞台機構を中心に、小道具、特効、映像、美術など、さまざまな仕事を経験してきました。劇団四季の演出部に在籍していた時期もあります。
機構チーフとして、大きな劇場の立ち上げに関わったこともありました。
現在は劇場に常勤し、舞台技術・舞台機構という立場で仕事をしています。
小劇場と呼ばれる規模の舞台から、オペラやバレエ、アーティストや歌手のコンサートまで、これまで本当にいろいろな作品に携わってきました。なかでも、いわゆる「グランドミュージカル」と呼ばれる現場での経験がいちばん長くなります。
ツアー公演では、全国の都道府県を何度も訪れました。同じ作品を上演していても、劇場が変われば舞台のつくりや設備、仕事の進め方も変わります。毎回新しい発見があり、刺激的な日々でした。
一方で、照明や音響については専門家ではありません。舞台にはたくさんの専門分野があり、私自身も日々、周りの方々から学びながら仕事をしています。
このシリーズでは、私が実際の現場で学び、経験してきたことを中心に、舞台の仕事について、なるべくやさしく、分かりやすく書いていきたいと思います。
舞台に関わる方はもちろん、舞台を観るのが好きな方、そしてこれからこの業界へ足を踏み入れてみたい方へ。
舞台という世界を、少しでも身近に感じていただけたらうれしいです。
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