最後の場面が終わる。
カーテンコール。
拍手。
そして終演。
でも、舞台スタッフの仕事は、もう少しだけ続きます。
1.まず、本当に終わったことを確認する
もう一度カーテンコールがある?
終演後の音楽が続いている?
最後まで本番です。
2.舞台袖では「お疲れさまでした」
出演者が戻り、少しずつ本番の緊張がほどけます。
でも、まだ確認することがあります。
3.使った小道具が戻ってきた?
明日も公演なら、また使います。
必要な物が戻っているか確認します。
4.壊れたものはない?
大道具、小道具、機材など、本番中に何か変わったところがないか見ます。
5.今日できたから、明日も大丈夫とは限らない
一日の本番の中で、物は何度も使われています。
だから、終わったあとにも見る。
6.気になったことは、忘れる前に伝える
「扉が少し重かった」
「転換で引っ掛かった」
小さなことでも、次に関係しそうなら共有します。
7.「誰か知っているだろう」ではなく
自分が気づいたことなら、必要な人へ一言伝える。
それだけで、次の日の準備が変わることがあります。
8.明日も公演なら、次の一回を考える
小道具を戻す。
必要な物を補充する。
どこまで終演後に戻すかは作品によって違います。
大切なのは、次に始める人が困らない状態にすることです。
9.一日に二回公演がある日は?
昼公演が終わっても、数時間後に次の公演があることがあります。
その場合、終演後はすぐ次の本番への準備時間になります。
10.毎公演、同じスタート地点へ戻す
本番が終わると、大道具や小道具は最初とは違う位置にあります。
次の公演へ向けて、またスタート地点へ戻します。
11.でも、何でもすぐ動かすわけではない
出演者、スタッフ、客席の状況を見ます。
周りを見て、声を掛け、必要なら待ちます。
12.舞台上や袖も、もう一度見る
落とし物、部品、通路を塞いでいる物などがないか見ます。
13.本火や火薬などを使ったなら、最後まで確認する
演出が終わっても、火気や使用物の状態など、必要な後処理があります。
華やかな効果の最後までが仕事です。
14.誰もいなくなったあとも、安全であるようにする
劇場が無人になる時間もあります。
必要な物は、勝手に動いたり倒れたりしない状態にします。
15.電源も、必要なものを確認する
機材ごとに正しい終了の仕方があります。
分からないものを勝手に触らず、担当へ確認します。
16.舞台だけでなく、楽屋側にも最後の確認がある
電気器具や火気など、舞台以外の部屋も必要に応じて確認します。
17.通路は、最後まで通路
終演後だからと、何でも置いてよいわけではありません。
通る場所は、通れるようにしておきます。
18.今日の舞台を振り返ることもある
「ここ、明日は変えよう」
「この転換をもう一度確認しよう」
現場によって形は違いますが、今日分かったことを明日へ渡します。
19.失敗探しだけをする時間ではない
今日うまくいったことも、次へ持っていきます。
今日より少し安心して、明日を始められるようにする。
そのための時間です。
20.長い公演ほど、小さな確認の積み重ね
何十回、何百回と続く作品でも、毎日大きな修理をするわけではありません。
小さな確認、小さな手入れ、小さな共有が積み重なります。
21.「お疲れさまでした」で一日を閉じる
確認が終わり、ようやくその日の仕事が終わります。
明日になれば、また新しい一回が始まります。
22.終わりと始まりが、少しつながっている
お客さんが帰ったあと、今日の舞台を閉じる時間があります。
それは同時に、明日の舞台を始める最初の時間でもあります。
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